12月16日、今年度最後の強化事業、選抜・育成チーム練習会を江戸川区総合体育館アーチェリー場で
行いました。
今まで5回の練習会、講習会で少しずつ選手としての意識が変わってきた部分があるので、
最後の練習会では普段なかなか出来ない団体戦、ミックス戦、個人戦のトーナメント実戦をして
選手の経験値を上げたいと考えました。
チームメンバーだけでは、人数が足りない為、今回は日本体育大学、亜細亜大学の学生さんに
声を掛け、
チームのコーチや東京都身体障害者アーチェリー協会の理事や会員、協力会員にも声を掛け
15名の参加者での練習会。
『真剣にかつ楽しく』、『楽しくしかも真剣に』というテーマも掲げて、日頃一緒に練習する機会のない選手同士、交流を通して色々な刺激があればという欲張りな思いも抱きつつ。
他にチームスタッフ数名が、この練習会の運営を担いつつ、選手に声援を送ったりして賑やかな1日となりました。
先ずはウォーミングアップ。
そして、実射。今回は全て30mでの競技。
先ずは予選ラウンド。4分6射を3エンド、計18射の合計点で順位を決めます。
チームメンバーにはコンパウンド、リカーブ、そしてコンパウンドW1という3つのクラスの選手がいますが、それぞれのクラス毎での対戦は人数的に難しいので、コンパウンドは合計点の5%引きとしました。リカーブとW1は、得点そのまま。これが良い感じになりました。
予選ラウンドの結果は以下の通り
予選を終えてすぐ、パラアーチェリールールに則っての団体戦。
本来は同じクラス、同性選手3人でチームを作りますが、今回は男女、弓種バラバラ
障害の有る無しも関係なく、くじびきでの組み合わせを決めるという滅多にない形でチーム決めしてしかも人数の都合で3人チームと2人チームでそれぞれ合計6射という変則ルールで行いました。
トーナメント戦は、全て以下のルールを適用しました。
『コンパウンドは、インナー10のみ10点とカウント。W1はリカーブと同様とする』
団体戦の結果は以下の通りでした。
団体戦なのに、2人チーム同士のゴールドメダルマッチはちょっとフシギ。
お昼休みを挟んで、午後はミックス戦。
予選ラウンドの順位を用いてのチーム編成。
お昼休み中にチーム名を考えるという宿題を出して・・・
成績、メンバー表は以下の通り。
ミックス戦の様子です。
ミックス戦決勝戦終了後15分の休憩を取って、個人戦です。
本当は、参加者全員に個人戦を経験して頂きたかったのですが、
時間の都合もあり8人からのトーナメントスタートとしました。
この練習会の意味からも、選抜・育成チームメンバーの上位4人と、
協力して頂くメンバーからの上位4人とし、それぞれ真剣に的に向かいました。
アーチェリーの良い所は、身障者だからとハンデをつけないで、
対等に戦える所です。
結果は、上記の通り。
この後、チームメンバーのみエイムオフの練習として、風船割りを行いました。
各的に黄色の風船を2つつけて、4分6射のチャンスを使って、なるべく少ない矢数で
割ろうというもの。
一番早い選手はきっちり2射で仕留めました。
この練習会、各トーナメント入賞者に賞品をと思い、参加者から500円ずつ徴収させて頂きました。
監督が前日にあれこれ買い物をして。。。
というどうでも良い情報は置いといて。
表彰式の写真です。
団体戦
優勝 イギリスチーム、 準優勝 イランチーム
ミックス戦
優勝 ゴールドメダリスト 準優勝 若者と年寄り 3位 ジキルとテラダ
個人戦
優勝 長谷川選手 準優勝 岸選手 3位 宮本選手
お気づきでしょうか?全てのカテゴリー日体大の長谷川君が優勝!!
『ハセガワ ハンパネ~~』の声多数。
亜細亜大の岸君も2つの準優勝!
参加者に良い刺激をありがとうございました!!
集合写真
最後に選手、協力選手、スタッフ皆で集合写真。
パワフルなスタッフ
おまけ画像です。
ハードスケジュールのプログラムをきっちり進行できたのは、
スタッフ皆さんのご協力のお蔭です。
特に日体大のM君は、現在故障中で試合に出場出来ないけれどお手伝いは出来ます!と、
色々とサポートしてくれました。ありがとうございました!
ということで、ここはきっちり、スタッフ写真の仲間入り。
選手はもちろんですが、スタッフもお疲れだったと思いますが最後にこの笑顔。
スタッフ、ハンパネ~~!!
賞品はないけれど、せめてものお土産としてカイロをプレゼント。
トーナメントは、予定していた全ての対戦をしっかり終えることが出来ました。
実はこの日、会場の体育館で他の団体が大会を行っていたようで、駐車場満車で
なかなか入れず、予定よりかなり遅くのスタートとなったのですが、
参加選手と運営サポ―トメンバーの協力の賜物です。
皆さんありがとうございました!
そしてこれからの寒い時期、30mの練習をしっかりするのも有益ではないか?と感じました。
東身ア協の今年度の強化事業は以上で終了となりますが、選手は来年度も積極的に大会に出場して
それぞれ目標を持って頑張って欲しいと心から願っています。
最後に協力して頂いた方から、色々と嬉しいコメントを頂きましたので少しだけご紹介します。
いつも個人でしか練習をしないので団体戦での練習が出来て新鮮な感じでアーチェリーを楽しめました。ぜひまた機会があったら参加したいです。
久しぶりに東身ア協練習会に参加でき楽しいひとときを過ごすことができ、ありがとうございました。学生さんとも一緒に、健常者と障害者とのふれあい練習にもなり、有り難く思います。
色々な方と交流出来て楽しかったです。マッチ戦、チーム・ミックスなどなかなかできない試合なので良い経験になりました。次回もぜひ参加したいと思います。
試合形式が多く大変でしたが、トーナメントを含めて基本的な形式を体験出来て楽しい時間を過ごせました。来年もぜひ参加させて下さい。
私は普段大学の練習場をメインに活動しているため、パラアーチャーの選手と射ててとても新鮮でした。通常のルールとの微妙な違いなども分かり、とても実りのある練習会だったと思います。
予選から始まり団体、ミックス、個人があり集中して取り組むことが出来ました。また、皆さんと交流出来てとても楽しかったです。今度は自分が優勝します。
アーチェリーを純粋に楽しんで射つことができた日でした。この気持ちを大切にして残りの競技生活頑張ります!
本日の練習会では皆さんの良い練習相手になれたんではないかと思います。特に宮本さんなどの強い方と勝負出来た事は、自分にとってもとても素晴らしい経験になりました。ここ最近で一番楽しいアーチェリーが出来ました。本当にありがとうございました。
本日初めて参加させて頂きました。真剣さの中にも楽しさのある体験が出来て良かったです。 次回参加する時は、万全の状態で参加して優勝します。